視覚を使わず掃除機を使った掃除の進捗を把握する

別に頭を使って試行錯誤をしたとか技術力を使ってどうこうという話ではありません。掃除機のゴミ検知センサーによって運転モードが変わるような掃除機を使うと、運転音の変化から部屋の汚れ具合をそれなりに直感的に把握できるんじゃないかという話です。

以前書いた記事で、全盲が単独で行うことが難しいのは焼肉と温泉というようなことを書いたのですが、ほかにも難易度が高かったり面倒なことはいろいろあり、その一つが掃除機を使った掃除です。ある程度の広さがある部屋をまんべんなく掃除するのは意外と難しく、どの程度ゴミが取れているかも実際に床を触らないとわかりづらかったりします。

できるだけ視覚を使わずに直感的に掃除の進捗を把握できる方法がないかと調べているときに、スティック型の掃除機の一部に搭載されているごみを検知して運転モードを変更する機能が使えるのではと考えました。この機能を使えば、運転音の変化から掃除の進捗を把握できそうです。上記の機能が搭載されており、それなりに吸引力があり壁に立てかけられるなど取り回しが楽な掃除機を探し、PanasonicのMC-SBU430Jを購入しました。

半年ほど使用していますが、おおよそ思っていたとおりの使い方ができているような気がしています。ざっくりと運転モードが変化しなくなるまで掃除機を動かすという感じで掃除をしているのですが、ほこりなどはかなり取り除くことができている印象です。視力のある人数名に話を聞いた時にも、十分きれいだといわれました(気を使われている可能性はかなりある)。ひとまずそれなりに部屋をきれいにすることができ、掃除した感も味わえるようになりました。