Acronis True Image 2018を買った

しばらくブログを見ない間にはてなブログでも一定期間以上更新のないブログに広告が出るようになってました。
最近Acronis True Image 2018 を購入し、なんとかしないとと思いつつ放置してた Windows のバックアップ環境が整ってきたので、そこら辺のことをまとめてみようと思います。

システムイメージでのバックアップが非推奨に

かなり前の話なんですが、去年 Windows 10 Ver 1709 で削除された機能と、今後のWindows 10 で削除が予定されている(非推奨となる)機能の一覧が発表され、システムイメージでのバックアップ・復元機能が非推奨になりました。
Windows 10 Fall Creators Update で削除または非推奨になった機能
もともとシステムイメージを利用するには、コントロールパネルを開き、バックアップと復元 (Windows 7)を開く必要があり、追いやられてる感はあったのですが、公式ドキュメントで「他のベンダーからのディスク全体のバックアップ ソリューションの使用をお勧めします。」と書かれてしまうようになってしまいました。
そして、システムイメージを利用することにはもう一つ問題があり、回復時に表示されるスタートアップオプション画面をスクリーンリーダーやナレーターで読み上げることができず、復元時には誰かに画面を見てもらう必要に迫られてしまいます。
メインで使っているデスクトップも、使用し始めてから6 年近くたつので、ことが起きてしまう前にまともな環境を整えないとと思いつつ、つい最近までシステムイメージでのバックアップと、ファイル履歴を組み合わせてバックアップを行っていました。

True Image 2018を購入

システム全体をバックアップできるソフトはいくつかあるのですが、そのほとんどが外部メディアから実行するもので、当然単独で使用するのは不可能です。EaseUS Todo Backup はシステムを起動した状態で実行できるのですが、キーボードでの操作には対応していませんでした。
信頼性のあるバックアップ・復元をシステムを起動した状態で行え、それなりに中身を読み上げるようなものがないかと調べているときに、True Imageを見つけました。

システムを起動した状態でバックアップが行え、ショートカットキーもいくつか用意されており、かなり使えるのではないかと思いひとまず体験版を入れてみました。使用してみると、キーボードでの操作には対応しているのですが、スクリーンリーダー(PC-Talker / NVDA)での読み上げは十分とは言えず、実際にもろもろの操作を行うには仮想カーソルなどの機能を利用する必要がありました。
正直購入はかなり迷ったのですが、システムを起動した状態でのバックアップにも対応していて、エクスプローラーでバックアップデータを開くことでディレクトリ / ファイル単位での復元も行え、さらに他と比べれば圧倒的に利用しやすいこともあり、結局購入を決めました。
True Image は、永続的に利用可能なスタンダード版と、バックアップ用のクラウドストレージが利用可能で1 年ごとの更新が必要なアドバンスド/プレミアム版があり、私はノート PC でも使いたかったので、コンピュータ3 台で利用できるアドバンスド版ライセンスを購入しました。アドバンスドとプレミアムでは、利用可能なクラウドストレージの容量に違いがあります。
私が購入した時にはちょうどキャンペーン期間中で、アドバンスド3台分を 5000 円弱で購入できました(今見たら 8780 円になってた)。
購入後行った設定としては、ひとまずスケジュールバックアップを設定しました。OS がインストールされている SSD 全体を外付けの HDD とクラウドストレージに毎日一度バックアップするようにしました。バックアップ方式の設定に関してはデフォルトのままなので、5 回に一度フルバックアップが行われ、そのほかは増分バックアップという感じになっているはずです。正しくバックアップが行えているかが不安だったので、完了時にはメール通知が届くようにもしました(Windows 標準の通知にも対応してほしい)。

今後やりたいこと

バックアップから Dropbox とか OneDriveといったクラウドストレージと同期しているディレクトリを除外する設定をする必要があります。マニュアルを見ると、クラウドストレージっぽいディレクトリは除外しますというようなことが書いてあった気がしたのですが、外付けの HDD を見るとばっちりバックアップされていました。改めてマニュアルを見ると、バックアップ先などを指定する画面で除外設定が出きるっぽいんですがよくわからないですね。おそらくこのままの状態で復元してしまうと、クラウドストレージ内のファイルも復元されてしまい、共有フォルダ内のファイルも復元の巻き添えを食らってしまうことになりそうなので、これは早めに設定したいです。

まとめ

True Image 2018 を購入し 2 週間近く経ちますが、今のところ特に問題なく使用できています。現在は、True Image でのバックアップに加え、もろもろの作業ディレクトリに関してはファイル履歴でもバックアップを取っています。
スクリーンリーダーでの利用に関しては、True Image は比較的利用しやすい製品だとは思いますが、上記で書いたように仮想カーソルなどを使用しないともろもろの操作を行えなかったりするので、万人に進められるものではないような気がします。購入を検討している方はひとまず体験版を使ってみるのが良いのではないかと思います。